管周象牙質の意味と特徴
管周象牙質とは
管周象牙質とは象牙細管に面して存在する環状の象牙質層です。
管間象牙質と比較して、アパタイト結晶の密度が高く、より高度に石灰化しています。
また、加齢に伴って、二次的にアパタイト結晶が象牙細管内面に沈着するため、管内象牙質(カンナイゾウゲシツ)と呼ばれることもあります。
・象牙細管に面して存在する環状の象牙質層
・管間象牙質よりパタイト結晶が高密度で石灰化度が高い
・管内象牙質(加齢による象牙細管内のアパタイト結晶沈着)
管周象牙質の変化
象牙細管は、管周象牙質が厚さを増すにつれて、内壁が狭くなります。
管周象牙費質によって細管が完全に塞がれると、その部位の象牙質はほぼ均質に見えるようになります。
その結果、透明象牙質または硬化象牙質と呼ばれるようになります。
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