樋状根の特徴と好発部位
樋状根とは
樋状根とは、下顎大臼歯の2根の癒合途中の形態で、近心根と遠心根の頬側のみが癒合したものです。
舌側には、深い溝がみられます。
・下顎大臼歯の2根の癒合途中の形態
・近心根と遠心根の頬側のみが癒合したもの
・舌側に深い溝がみられる
樋状根の好発部位
樋状根は、下顎第二大臼歯の約3分の1に、下顎第三大臼歯の約10分の1にみられます。
・下顎第二大臼歯の1/3に発現
・下顎第三大臼歯の1/10に発現
根管の形は、樋状根管など複雑な形態を呈するものが多いです。
樋状根(トイジョウコン) 関連ページ
- 歯の萌出のメカニズム
- 象牙質橋(デンティンブリッジ)の構造
- 第二象牙質と第三象牙質の違い
- 第二象牙質(生理的第二象牙質)
- 第三象牙質(修復象牙質・補綴象牙質・病的第二象牙質)
- 象牙質粒(ゾウゲシツリュウ)
- 不整象牙質(不正象牙質)
- マラッセの上皮遺残(ジョウヒイザン)
- 先天性ナスミス膜(歯小皮)
- ハウシップ窩
- 破歯細胞(ハシサイボウ)
- ホスホホリン(象牙質リンタンパク質)
- 歯乳頭(シニュウトウ)
- シャーピー線維
- 管周象牙質(カンシュウゾウゲシツ)
- 管間象牙質(カンカンゾウゲシツ)
- オキシタラン線維
- 副根管(フクコンカン)
- 髄管(ズイカン)
- 根尖分岐(コンセンブンキ)
- レチウス線条
- オーエンの外形線
- 象牙質歯髄複合体
- 咀嚼粘膜(ソシャクネンマク)
- メッケル軟骨
- 星状網(セイジョウモウ)
- エナメル髄
- ヘルトヴィッヒ上皮鞘
- トームス突起
- トームス線維
- トームス顆粒層
- 外套象牙質(ガイトウゾウゲシツ)
- 無小柱エナメル質