トゥースサイズレイシオの意味と計算式
トゥースサイズレイシオとは
トゥースサイズレイシオとは、上下顎歯列の調和を評価するための指標で、矯正治療に用いられます。
上下額歯冠近遠心幅径を計測することで、その値が求められます。
・上下顎歯列の調和を評価
・上下額歯冠近遠心幅径を計測
トゥースサイズレイシオの種類
トゥースサイズレイシオは、オーバーオールレイシオとアンテリアレイシオの2種類があります。
オーバーオールレイシオ
オーバーオールレイシオは、上下顎の12歯の比率調べるもので、以下の式で求められます。
下顎12歯の歯冠近遠心幅径の総和(mm) / 上顎12歯の歯冠近遠心幅径の総和(mm) × 100%
オーバーオールレイシオの正常値
オーバーオールレイシオの正常値は以下の通りです。
91.37±2.10%
オーバーオールレイシオの値が標準偏差内に入っていれば、上下顎の大臼歯咬合関係のT級化を確立することができます。
アンテリアレイシオ
アンテリアレイシオは、上下顎の6前歯の比率を調べるもので、以下の式で求められます。
下顎6前歯の歯冠近遠心幅径の総和(mm) / 上顎6前歯の歯冠近遠心幅径の総和(mm) × 100%
アンテリアレイシオの正常値
アンテリアレイシオの正常値は以下の通りです。
78.09±2.19%
アンテリアレイシオの値が標準偏差内に入っていれば、オーバーバイトとオーバージェットが適正(2mm前後)で、犬歯の咬合関係のT級化を確立することができます。
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