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アクチバトールの適応症と禁忌症

アクチバトールの適応症と禁忌症

アクチバトールとは

 

(図1)

 

アクチバトールとは、可撤式矯正装置の一種です。

 

主に夜間に装着する間歇的矯正装置です。

 

金属製の顎間誘導線とレジン床から成り、構成がシンプルなため簡単に製作することができます。

 

アクチバトールは、図1のa-fの部位によって構成されています。

 

a 誘導線

 

b 翼部

 

c 歯部

 

d 歯肉部

 

e 口蓋部

 

f 咬面部

 

また、破損や変形しにくいというメリットもあります。

 

アクチバトールは、機能的顎矯正装置と呼ばれることもあります。

 

アクチバトールの適応症

 

アクチバトールは、次のような症例に適用されます。

 

・上顎前突

 

・下顎前突

 

・交叉咬合

 

・過蓋咬合

 

・その他(保定、保隙、歯ぎしり、顎骨骨折)

 

上顎前突

 

上顎前突では、アクチバトールを使用することで次のような作用を期待することができます。

 

・歯の歯槽性移動

 

・下顎性移動

 

・咬合挙上

 

・上顎前歯の舌側移動

 

上顎前突では、次のようなタイプでアクチバトールが適用されます。

 

・アングルT級

 

・アングルU級1類、2類

 

アングルT級は、上顎前歯の唇側転位で、歯列弓の狭窄を伴わない症例や、下顎前歯の舌側傾斜の症例で適用されます。

 

下顎前突

 

下顎前突は、次のようなタイプでアクチバトールが適用されます。

 

・アングルT級

 

・アングルV級

 

アングルT級では、上顎前歯の舌側転位、下顎前歯の唇側転位の症例で適用されます。

 

アングルV級では、構成咬合位がとれる症例で適用されます。

 

アクチバトールの禁忌症

 

アクチバトールの禁忌症は、次の6つです。

 

・構成咬合位をとることができないアングルV級

 

・アクチバトールを装着できない症例(口呼吸、鼻疾患)

 

・上下顎骨の発育に大幅なズレがある症例

 

・叢性(歯の移動可能な距離が限られているため)

 

・上下顎前突

 

・捻転

 

症例に応じて、U級用とV級用のアクチバトールを使い分けることになります。

 

詳細は、個別ページをご覧下さい。

 

参考文献

『歯科矯正学 第5版』 医歯薬出版株式会社

 

 

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