バイオネーターの適応症と禁忌症
バイオネーターとは
バイオネーターとは、下顎が後退している不正咬合に使用する機能的矯正装置です。
口腔周囲筋の調和をはかることによって、口腔機能を正常化するように設計されています。
・下顎後退に対する機能的矯正装置
・口腔周囲筋の調和をはかる
バイオネーターの適応症
バイオネーターは、主に下顎遠心咬合を伴う混合歯列期のアングルU級1類に適応されます。
・下顎遠心咬合
・混合歯列期
・アングルU級1類
バイオネーターの禁忌症
バイオネーターの禁忌症は、骨格性の開咬や下顎前歯の唇側傾斜を伴う症例です。
・骨格性の開咬
・下顎前歯の唇側傾斜
バイオネーターの特徴
バイオネーターは、ベスティブラーアーチ、パラタルアーチおよび床といった3つのパーツから構成されています。
・ベスティブラーアーチ
・パラタルアーチ
・床
ベスティブラーアーチは、前歯との間にわずかな間隙を設け、後方部のループは頬筋の力を排除するように設計されています。
パラタルアーチは、後方のループによって舌背を刺激し、舌と下顎を前方に誘導するように設計されています。
レジンからなる床は、歯と歯周組織に接することで、歯、歯槽骨、骨格および周囲筋に作用します。
バイオネーター 関連ページ
- 口腔習癖
- 矯正力の作用時間(持続的・断続的・間歇的)
- 固定源の部位による分類(顎内・顎間・顎外)
- アーチレングスディスクレパンシーの求め方
- トータルディスクレパンシーの求め方
- 矯正装置の種類
- ヘッドギアの構造と使用目的
- リップバンパーの使用目的と副作用
- アングル(Angle)の分類
- 歯の移動様式
- 差動矯正力(サドウキョウセイリョク)
- アクチバトールの適応症と禁忌症
- U級用アクチバトール
- V級用アクチバトール
- タングクリブの構造と使用目的
- フレンケル装置の使用目的と適応症
- ナンスのホールディングアーチ
- スライディングプレート
- 二態咬合(ニタイコウゴウ)〜デュアルバイト
- 上顎前方牽引装置〜プロトラクター
- オーバーコレクション
- 予測模型(ヨソクモケイ)
- トゥースサイズレイシオ
- 平行模型(ヘイコウモケイ
- 連続抜去法(レンゾクバッキョホウ)
- スピーの彎曲(ワンキョク)
- 下顎角(カガクカク)
- 鋏状咬合(ハサミジョウコウゴウ)
- ANB角
- トゥースポジショナー
- 咬合斜面板(コウゴウシャメンバン)
- HIP平面(ヒップヘイメン)
- 重ね合わせ法(セファロ分析)
- Y軸角(ワイジクカク)
- タイポドント
- 鞍状歯列弓(アンジョウシレツキュウ)
- セプトトミー
- 顎態模型(ガクタイモケイ)
- セクショナルアーチ
- サードオーダーベンド
- スペースリゲーナー
- 犬歯間保定装置(ケンシカンホテイソウチ)
- 加強固定(カキョウコテイ)
- 加強固定に使われる矯正装置
- 自然的保定(シゼンテキホテイ)
- ガミースマイル
- 急速拡大装置
- 構成咬合器(コウセイコウゴウキ)
- 本格矯正(ホンカクキョウセイ)
- 眼窩平面(ガンカヘイメン)