みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

歯肉増殖症の治療法

歯肉増殖症の治療の流れ

歯肉増殖症の治療の流れは次の通りです。

 

1.服用している薬剤の変更

 

2.プラークコントロール+SRP

 

3.経過観察

 

4.歯肉切除術

 

経過観察して、症状が改善されていれば歯肉切除術を行う必要はありません。

 

それでは個々の処置について、詳しく見ていきましょう。

 

服用する薬剤を変更する

 

薬剤性歯肉増殖症では、その原因は服用している薬剤にあります。

 

ですので、服用している薬剤を変更しなければ根本的な治療は困難です。

 

ただ、歯肉増殖症の原因となっている薬剤は、てんかんや狭心症などの治療に用いられているものです。

 

そのため、安易に服用を止めたり、薬剤を変更することは難しいといえます。

 

その点に関しては、薬剤を処方している医師と相談していく必要があります。

 

プラークコントロール

 

歯肉増殖症では、まず始めにプラークコントロールを行います。

 

患者さん自身がプラークをコントロールできるようになることが重要です。

 

ブラッシング指導に従って、毎日のオーラルケアに努めることになります。

 

同時に、SRPも施します。

 

歯面に付着した歯垢や歯石を除去、歯肉に炎症が発生するのを防ぎます。

 

経過観察

 

ここまでの治療成果を見ていくプロセスです。

 

プラークコントロールの成果が現れるまでには、それなりに時間がかかるのです。

 

また、薬剤の変更などが行われた場合も、経過観察していくことが重要です。

 

その上で、歯肉増殖の症状が改善されない場合は外科的な処置へと移っていきます。

 

歯肉切除術

 

歯肉増殖症の外科的処置では、歯肉切除術という方法が採られます。

 

これは増殖した歯肉を取り除いてしまう手術です。

 

ただし、歯肉増殖症の根本的な原因が除去されていなければ、再び歯肉は増殖します。

 

そうなると、歯肉切除術は対症療法でしかなくなります。

 

大切なのは全身疾患の治療?

 

薬剤性歯肉増殖症ではその背後に、てんかんや狭心症などの重たい病気が潜んでいます。

 

けれども、歯科で治せるのは歯肉増殖症だけであるため、どうしても視野が狭窄ぎみになってしまいます。

 

例えば、歯肉増殖症を治すために、狭心症の薬やてんかん薬の服用を無理矢理止めさせてしまうのは危険です。

 

その結果、歯肉増殖の症状は改善されても、全身疾患が悪化してしまったら元も子もないのです。

 

ですから、そういった面に留意しながら歯科治療を進めていく必要があります。

 

 

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