みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

ナノリーケージ

ナノリーケージの意味

ナノリーケージとは

 

ナノリーケージとは、樹脂含浸層内の微細な空隙や欠陥部に生じる漏洩のことです。

 

ナノリーケージから細菌が侵入することは不可能ですが、酵素などの成分が侵入する広さはあるため、長期的には接着界面の劣化につながります。

 

・樹脂含浸層内に生じる漏洩

 

・細菌の侵入は不可能

 

・酵素は侵入可能であるため接着界面の劣化につながる

 

ナノリーケージの特徴

 

口腔内に存在する水分は、象牙質からレジンタグを伝わり、樹脂含浸層を経て、接着剤へと到達します。

 

その現象を確認するために、接着界面を硝酸銀染色すると、樹脂含浸層の一部または全部に銀の沈着が確認されます。

 

その部分がナノリーケージです。

 

・口腔内の水分は樹脂含浸層を経て接着剤へと到達する

 

・硝酸銀染色で確認できる

 

 

ナノリーケージ 関連ページ

ホワイトマージンとコントラクションギャップ
う蝕の診査法
硬組織(歯)の構造
ブラック(G.V.Black)の分類
くさび状欠損(WSD)
歯の咬耗と摩耗
歯の変色と着色
スミヤー層
酸蝕症・酸蝕歯の原因と治療法
根面う蝕の原因と症状
ウイトロカイト(β-TCP)
イスムス(窩洞狭窄部)
エアブレイシブ法
ラバーダム防湿〜手順と禁忌
ブルシャイト
ウェットボンディング法
歯液(シエキ)〜象牙細管内液
透明象牙質(トウメイゾウゲシツ)
バットジョイント
プランジャーカスプ
ラシュコフの神経叢
6級窩洞
チャネルスライス式〜隣接面形成法
無翼型クランプ
ラインアングル
オーバーカントゥア
パーコレーション
IPC法
スピルウェイ
トッフルマイヤー型リテーナー
レジンコーティング法
レジンタグ
レジンインプレグネーション法
傍骨膜注射法(ボウコツマクチュウシャホウ)
表面麻酔法(ヒョウメンマスイホウ)
ガムリトラクター
ランパントカリエス
Feinmanの分類
ミニマルインターベンション
アイボリーのセパレーター
エリオットのセパレーター
ART(非侵襲的修復治療)
う蝕円錐(ウショクエンスイ)
リング状マトリックスリテーナー
象牙質知覚過敏(ゾウゲシツチカクカビン)
穿通性う蝕(センツウセイウショク)
穿下性う蝕(センカセイウショク)
くさび応力検査
歯髄鎮静法(歯髄鎮痛消炎療法)
透照診(トウショウシン)
温度診(オンドシン)
アンレー
外側性窩洞(ガイソクセイカドウ)
外側性修復物
髄側軸側線角(ズイソクジクソクセンカク)
裏層(リソウ)

ホーム RSS購読 サイトマップ
Home Sitemap Mail Company