みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

象牙質知覚過敏(ゾウゲシツチカクカビン)

象牙質知覚過敏の原因・症状・治療法

象牙質知覚過敏とは

 

象牙質知覚過敏とは、う蝕や歯の摩耗症、歯周炎などによって露出した象牙質に疼痛が生じる病態です。

 

部位によって、歯頚部知覚過敏、根面知覚過敏といった名称が付けられています。

 

・象牙質に疼痛が生じる病態

 

・う蝕や摩耗症などによる象牙質露出が原因

 

象牙質知覚過敏の症状

 

露出した象牙質に冷水や冷気、歯ブラシによる機械的刺激が加わると、一過性の鋭い痛みが誘発されます。

 

発症した当初は、歯髄に異常は見られませんが、繰り返し刺激が与えられると、歯髄に炎症が生じることがあります。

 

また、神経線維の閾値も低下し、疼痛が生じやすくなるため注意が必要です。

 

・冷気や機械的刺激が一過性の痛みを引き起こす

 

・歯髄炎に移行することがある

 

象牙質知覚過敏の治療法

 

象牙質知覚過敏の治療法は以下の通りです。

 

・薬物の塗布

 

・イオン導入法

 

・修復材による露出象牙質面の被覆

 

・ソフトレーザー光照射

 

・高周波療法

 

ちなみに、不可逆性歯髄炎を発症してしまった場合は、抜髄が行われることがあります。

 

 

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