みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

透照診(トウショウシン)

透照診の意味と特徴

透照診とは

 

透照診とは、透過光によって歯の内部を調べるう蝕の診査法です。

 

強力な光を発する光線照射装置であるイルミネーターを使用します。

 

・透過光によって歯の内部を調べる

 

・強力な光を発する光線照射装置(イルミネーター)を使用

 

透照診で診査できる病変

 

透照診では、歯に光を当てて透過させたり、ミラーで光を反射透過させるたりすることで、病変を検出します。

 

光の透過度や屈折状態から、歯の内部のう蝕、亀裂、破折、歯肉縁下歯石の有無、根管既処置か否かなどを診査することができます。

 

健全なエナメル質は、光を透過する性質を有するため、透過光は明るく見えるが、う蝕があると透過率が低下して暗く見えます。

 

・歯の内部のう蝕

 

・亀裂

 

・破折

 

・歯肉縁下歯石の有無

 

・根管処置の有無

 

透照診でのう蝕の見え方の違い

 

健全なエナメル質は、光を透過する性質を有するため、透過光は明るく見えますが、う蝕があると透過率が低下して暗く見えます。

 

・健全エナメル質 ⇒ 明るい

 

・う蝕エナメル質 ⇒ 暗い

 

歯質が薄い方が診査しやすい

 

透照診はその性質上、歯質が薄い歯の方が診査しやすいです。

 

ですから、前歯部には特に有効であるといえます。

 

隣接面う蝕の診査にも多用されます。

 

・歯質が薄い歯の方が診査しやすい

 

・前歯部は特に有効

 

・隣接面う蝕の診査に活用

 

 

 

 

 

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