レジンコーティング法の意味
レジンコーティング法の目的と方法
図1 / 図2
レジンコーティング法とは、主にコンポジットレジン修復やセラミックインレー修復において、修復物の接着性向上、修復物の内面適合性の向上、露出した象牙質の保護、あるいは術中、術後の知覚過敏などの不快症状防止を目的として行われる処置です。
・接着性修復に適応
・修復物の接着性向上
・修復物の内面適合性の向上
・露出した象牙質の保護
・術中、術後の知覚過敏などの不快症状防止
窩洞形成後の歯面を薄膜のレジンでコーティングします。
レジンコーティングの特徴と材料
レジンコーティングでは、ボンディングレジンをそのままコーティング材として用いたり(図1)、ボンディング処理後薄膜の低粘性フロアブルコンポジットレジンを一層コーティングしたりするなどの方法があります。(図2)。
特に、窩壁面が粗く複雑な形態を呈する窩洞においては、修復物の適合不全、あるいは修復物と窩壁との間に介在するレジンセメントの濡れ不足によって空隙を発生しやすいため、レジンコーティングを積極的に行います。
参考文献
『保存修復学21 第四版』 永末書店
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