表面麻酔法の目的と手順
表面麻酔法とは
図1
表面麻酔法とは、液体や軟膏、ゼリーなどを歯肉に塗布したり、接触させたりすることで麻酔効果を得る方法です(図1)。
歯科治療では、、注射による麻酔の痛みを軽減するために行われるのが一般的です。
・軟膏やゼリー状の麻酔薬を歯肉に作用させる
・注射による麻酔の痛みを軽減
表面麻酔法で事前に行うこと
表面麻酔を作用させる前は、クロルヘキシジンなどで注射針を入れる部位を清拭します。
アルコールは粘膜に刺激を与えるので、使用するのは控えた方が良いです。
事前に清潔な綿球やガーゼで、粘膜の水分を拭きとっておいた方が麻酔が効きやすくなります。
表面麻酔法の手順
表面麻酔は、綿球やロール綿などにリドカインゼリーを塗り付け、歯肉に接触させることが多いです。
その他、綿棒でペースト状の薬剤をすくったり、薬液を浸したスポンジを取り出したりして歯肉に作用させることもあります。
表面麻酔法では、目的とする局所に薬剤を貼付して、表層から濃度勾配に従って浸潤していくのをじっくりと待ちます。
作用時間が長いほど、また、作用部位に薬剤が確実に停留するほど効果が確実になるので、綿球やロール綿を留置することがある。
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