歯髄鎮痛消炎療法の特徴と適応症
歯髄鎮静法・歯髄鎮痛消炎療法とは
歯髄鎮痛消炎療法とは、歯髄の保存療法の一種で、知覚の亢進した歯髄の鎮痛および消炎をはかる治療法です。
歯髄鎮静法(シズイチンセイホウ)と呼ばれることもあります。
フェノールカンフルやユージノールといった歯髄鎮痛消炎剤が用いられます。
・歯髄の保存療法
・歯髄鎮静法
・知覚の亢進した歯髄の鎮痛および消炎
歯髄鎮痛消炎療法の適応症
歯髄鎮痛消炎療法の適応症は、歯髄充血や急性一部性単純性歯髄炎などの可逆的な炎症性疾患です。
・歯髄充血
・急性一部性単純性歯髄炎
歯髄鎮痛消炎療法の手順
歯髄鎮痛消炎療法では、歯髄に対して歯髄鎮痛消炎剤をさせることで、炎症の消退をはかります。
う蝕歯に対する具体的な術式としては、軟化象牙質を除去した後、窩底に歯髄鎮痛消炎剤を含ませた綿球を置き仮封を行うか、酸化亜鉛ユージノールセメントを仮封も兼ねて填塞します。
そうして歯髄の鎮痛消炎が奏効したら、間接覆髄を行って歯髄を保護し、修復・補綴処置へと移行します。
歯髄鎮静法(歯髄鎮痛消炎療法) 関連ページ
- ホワイトマージンとコントラクションギャップ
- う蝕の診査法
- 硬組織(歯)の構造
- ブラック(G.V.Black)の分類
- くさび状欠損(WSD)
- 歯の咬耗と摩耗
- 歯の変色と着色
- スミヤー層
- 酸蝕症・酸蝕歯の原因と治療法
- 根面う蝕の原因と症状
- ウイトロカイト(β-TCP)
- イスムス(窩洞狭窄部)
- エアブレイシブ法
- ラバーダム防湿〜手順と禁忌
- ブルシャイト
- ウェットボンディング法
- 歯液(シエキ)〜象牙細管内液
- 透明象牙質(トウメイゾウゲシツ)
- バットジョイント
- プランジャーカスプ
- ラシュコフの神経叢
- 6級窩洞
- チャネルスライス式〜隣接面形成法
- ナノリーケージ
- 無翼型クランプ
- ラインアングル
- オーバーカントゥア
- パーコレーション
- IPC法
- スピルウェイ
- トッフルマイヤー型リテーナー
- レジンコーティング法
- レジンタグ
- レジンインプレグネーション法
- 傍骨膜注射法(ボウコツマクチュウシャホウ)
- 表面麻酔法(ヒョウメンマスイホウ)
- ガムリトラクター
- ランパントカリエス
- Feinmanの分類
- ミニマルインターベンション
- アイボリーのセパレーター
- エリオットのセパレーター
- ART(非侵襲的修復治療)
- う蝕円錐(ウショクエンスイ)
- リング状マトリックスリテーナー
- 象牙質知覚過敏(ゾウゲシツチカクカビン)
- 穿通性う蝕(センツウセイウショク)
- 穿下性う蝕(センカセイウショク)
- くさび応力検査
- 透照診(トウショウシン)
- 温度診(オンドシン)
- アンレー
- 外側性窩洞(ガイソクセイカドウ)
- 外側性修復物
- 髄側軸側線角(ズイソクジクソクセンカク)
- 裏層(リソウ)