裏層の目的と種類
裏層とは
裏層とは、歯髄保護や窩洞の補強と形態修正を目的とした処置です。
修復材以外の材料で象牙質との間に層を設けることを指します。
・歯髄保護や窩洞の補強と形態修正が目的
・修復材以外の材料で象牙質との間に層を設ける
裏層の種類
裏層は、ライニング(塗布裏層、被膜裏層)と、ベース(補強裏層、断熱裏層)の2つに分けられます。
ライニング
・塗布裏層
・被膜裏層
ベース
・補強裏層
・断熱裏層
ライニングの特徴
ライニングでは、硬化型水酸化カルシウム、天然樹脂、接着性高分子裏層材などで、形成面を薄く被覆し、歯髄を保護します。
そんなライニングは主に浅い窩洞に用いられます。
使用材料
・硬化型水酸化カルシウム
・天然樹脂
・接着性高分子裏層材
・形成面を薄く被覆して歯髄を保護
・浅い窩洞に適応
ベースの特徴
ベースは、グラスアイオノマーセメントやコンポジットレジンなどを用いて、深い窩洞の補強と窩洞形態の修正を行います。
使用材料
・グラスアイオノマーセメント
・コンポジットレジン
・深い窩洞の補強と窩洞形態の修正
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