シェーグレン症候群の原因と症状
シェーグレン症候群とは
シェーグレン症候群とは、口腔と眼に乾燥症状が現れる自己免疫疾患です。
特に、唾液腺と涙腺に症状が集中しているため、臓器特異的自己免疫疾患と呼ばれることもあります。
好発年齢は中年で、女性の発症率が圧倒的に高くなっています。
全体では1000人に6〜10人の割合で発症しています。
・口腔と眼の乾燥が主徴
・臓器特異的自己免疫疾患
・中年女性に好発
・発症率は1000人に6〜10人
シェーグレン症候群は、単独で発症した場合と、他の膠原病を併発した場合とで、一次性と二次性の2種類に分類することができます。
・一次性シェーグレン症候群(合併症なし)
・二次性シェーグレン症候群(合併症あり)
二次性シェーグレン症候群の合併症は以下の通りです。
・リウマチ性多発性関節炎
・SLE(全身性エリテマトーデス
・強皮症
・皮膚筋炎
・混合性結合組織病
シェーグレン症候群の原因
シェーグレン症候群の原因は、自己免疫反応です。
ですから、その他の自己免疫疾患と同様、根本的な原因を特定することは難しいです。
次に挙げる4つの因子が、複雑に絡み合って発症するものと考えられています。
・遺伝的要因
・ウイルス感染
・免疫異常
・ホルモン異常
シェーグレン症候群の症状
シェーグレン症候群の症状には、次のようなものを挙げることができます。
・眼症状
・乾燥性角結膜炎
・口腔乾燥症
・唾液分泌機能低下
・唾液腺腫脹
眼症状は、主に目の乾き(ドライアイ)が見られます。
この他、全身症状として、疲労感や倦怠感、集中力の低下といった症状が現れることもあります。
シェーグレン症候群の診断基準と治療法については、個別ページをご覧下さい。
確定診断に必要な検査やそれぞれの症状に合わせた治療法などを解説しています。
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