巨細胞封入体症の原因と病理組織像
巨細胞封入体症とは
巨細胞封入体症とは、サイトメガロウイルスに感染することで発症する病気です。
唾液腺に好発するため、サイトメガロウイルスには唾液腺ウイルスという別称も存在しています。
胎児や新生児、乳幼児が感染しやすいウイルスです。
・サイトメガロウイルス
・唾液腺に好発
・胎児や乳幼児が発症
巨細胞封入体症の原因
巨細胞封入体症は、主に胎内感染が原因となります。
巨細胞封入体症の病理組織像
巨細胞封入体症では、唾液腺の導管上皮細胞に大型の塩基性核内封入体が確認されます。
この核内封入体は「フクロウの目」とも呼ばれる、非常に特徴的な組織像を呈しています。
重症化すると、肝臓、脾臓の腫大、血小板減少性紫斑病、小頭症を発症することもあります。
その際、知能障害を伴うケースもあります。
・導管上皮細胞に塩基性核内封入体
・フクロウの目
・重症化すると知能障害を伴う
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