口腔がんの病期分類と5年生存率
口腔がんの4つのステージ
口腔がんは、TNM分類を用いることで、次のような4つのステージに分けることができます。
臨床の現場では、このステージ分類で診療が進められていくことになります。
Stage |
T |
N |
M |
---|---|---|---|
T |
1 |
0 |
0 |
U |
2 |
0 |
0 |
V |
1,2 3 |
1 0,1 |
0 0 |
WA |
1,2,3 4a |
2 0,1,2 |
0 0 |
WB |
anyT 4b |
3 anyN |
0 0 |
WC |
anyT |
anyN |
1 |
ステージT
ステージTは、原発腫瘍の最大径が2cm以下で、リンパ節転移のない症例です。
ステージU
ステージUは、原発腫瘍の最大径が2〜4cmで、頸部リンパ節転移のない症例です。
ステージV
ステージVは、原発腫瘍の最大径が2〜4cmで、同側リンパ節に最大径3cm以下の転移が見られる症例。
原発腫瘍の最大径が4cm以上の症例では、所属リンパ節転移が見られなくてもステージVに該当する。
ステージWA
ステージWAは、T1〜3の場合は、3〜6cmのリンパ節転移が見られた場合に該当する。
T4aの場合は、リンパ節手にが見られなくても該当する。
ステージWB
ステージWBは、最大径6cm以上のリンパ節転移が見られる場合、Tの状態関わらず該当する。
T4bの場合は、リンパ節転移の有無に関わらず該当する。
ステージWC
ステージWCは、原発腫瘍やリンパ節転移の有無や大きさに関わらず、遠隔転移が見られた時点で該当する。
ステージ別の5年生存率
口腔がんは、ステージT〜Uが早期がん、ステージV〜Wが進行がんとなっています。
それぞれのステージにおける5年生存率は以下の通りです。
ステージT
90%
ステージU
70%
ステージV
60%
ステージW
40%
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