Eagle症候群(=茎状突起過長症)の症状と治療法
Eagle症候群とは
・茎状突起の過長が認められる疾患
・茎状突起過長症(別名)
・茎突舌骨靭帯の骨化により舌咽神経、頸動脈が圧迫
・咽喉頭部不快症状を呈する
・25mmを超えると過長(日本人の平均長は22mm)
Eagle症候群とは、茎状突起過長症とも呼ばれる疾患で、文字通り茎状突起の過長が認められます。
また、茎突舌骨靭帯の骨化により、舌咽神経、頸動脈が圧迫される種々の咽喉頭部不快症状を呈します。
ちなみに、日本人の茎状突起の平均長は22mmで、25mmを超えると過長と考えられています。
Eagle症候群の症状
Eagle症候群では、過長茎状突起による舌咽神経咽頭枝の圧迫や頸動脈周囲の交感神経圧迫により、以下に挙げるような症状が現れます。
咽頭症状
咽頭痛、嚥下時痛、咽頭部異物感
耳症状
耳鳴り、耳閉塞感、放散性耳痛
頭頸部・顔面症状
顔面痛、肩こり、頸部圧痛、頭痛
Eagle症候群の診断
Eagle症候群は、パノラマエックス線写真、Waters撮影法、後頭前頭方向撮影法で、茎状突起の長さを測り、診断します。
・パノラマエックス線写真
・Waters撮影法
・後頭前頭方向撮影法
Eagle症候群の治療法
Eagle症候群の治療法は以下の通りです。
保存的治療
・薬物療法(カルバマゼピン、フェニトイン)
・舌咽神経ブロック
外科的治療
・外科的切除
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