みんなの歯学〜歯学部1年生でも理解できる!

前癌病変と前癌状態の違い

前癌病変と前癌状態の違い

前癌病変の方が癌化しやすい

 

前癌病変と前癌状態は、とても混同されやすい病態です。

 

字面もほぼ同じで、異なるのは「状態」と「病変」だけですね。

 

両者の違いをざっくりと表現すると、前癌病変の方が癌になる確率が高まっているといえます。

 

前癌病変には、白板症や紅斑症など、癌に移行する一歩手前の症状が現れているからです。

 

例えば、紅斑症に関しては、病理組織学的には上皮内癌や初期浸潤癌と診断されますので、もう癌になりかけているといえるのです。

 

一方、前癌状態は、より正常な組織に近いものとお考え下さい。

 

ただし、前癌状態も症状が進行すれば癌化することに変わりはありません。

 

前癌病変と前癌状態の定義

 

ここで、改めて前癌病変と前癌状態の定義を見てみましょう。

 

WHOの定義に基づいて記載すると、次のようになります。

 

前癌病変

正常な組織よりも癌化しやすい形態的な変化を起こした組織

 

前癌状態

癌の危険性が有意に増加した状態

 

この定義だけでは、具体的にどう違うのかわかりにくいかと思います。

 

ただ、前癌病変では「形態的変化」が生じているので、既に癌化が始まっていることがわかります。

 

さらに詳しいことは、前癌病変前癌状態の個別ページに記載してありますので、そちらをご覧下さい。

 

 

前癌病変と前癌状態の違い 関連ページ

炎症の5徴候
咬筋肥大症の原因と治療法
シェーグレン症候群の原因と症状
シェーグレン症候群の診断基準と治療法
前癌病変(ゼンガンビョウヘン)
前癌状態(ゼンガンジョウタイ)
紅板症の症状と治療法
臨床診断名と病理診断名の違い
唾液腺の炎症を伴う6疾患
巨細胞封入体症の原因と病理
手足口病の原因と症状
ヘルパンギーナの原因と症状
エイズ(AIDS)にみられる口腔内病変
口腔がん〜発生率・好発年齢
口腔がんの原因
口腔がんの種類
TNM分類
口腔がんのステージ分類
エナメル上皮腫の原因と症状
悪性リンパ腫(ホジキンリンパ腫・非ホジキンリンパ腫)
歯肉がんの症状と治療法
頬粘膜癌の症状と治療法
口唇癌の症状と治療法
口腔底癌の症状と治療法
硬口蓋癌の症状と治療法
白板症(ハクバンショウ)
智歯周囲炎(チシシュウイエン)〜Perico(ペリコ)
スタビライゼーションスプリント
ガマ腫(ラヌーラ)
静止性骨空洞(セイシセイコツクウドウ)
疱疹性歯肉口内炎(ホウシンセイシニクコウナイエン)
脈瘤性骨嚢胞(ミャクリュウセイコツノウホウ)
Ellisの分類(エリスノブンルイ)
Frey症候群(フライショウコウグン)
バーニングマウス症候群
含歯性嚢胞(ガンシセイノウホウ)
外骨症(ガイコツショウ)
鼻口蓋管嚢胞(ビコウガイカンノウホウ)
キュットナー腫瘍(慢性硬化性顎下腺炎)

ホーム RSS購読 サイトマップ
Home Sitemap Mail Company